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真伝無外流居合兵道―塩川寶祥の武芸極意書 (JUGEMレビュー »)
塩川 寶祥照成,岡崎 寶祥寛人,無外流居合道連盟
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観学大収穫あり
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     遠路はるばる鎌倉まで出かけていった甲斐があったというもの。
    19日鎌倉の鶴岡八幡宮で行われた古武道大会。
    杖道仲間のKさんに誘われ観学し、三つの大収穫があった。

     一つは、柳生新陰流「厳周伝}の勢法(形)の多くを初めて
    見られたこと。柳生流といえば、宗矩、十兵衛系の「江戸柳生」
    既に無く、「尾張柳生」は中興の祖、第十代厳周の直系延春宗家
    が十二代として名古屋で柳生流を守っておられる。
     兄弟の渡辺忠敏氏は埼玉で「転(まろばし)会」を主宰、同じ
    柳生流でもボクシングのグローブを長くしたような防具を使い、
    小手打ち、指斬りを得意とする流儀?を守られており、私も二度
    はど演武大会にお邪魔させて。頂いている。
     過日、その「厳周伝」を詳述した「柳生新陰流を学ぶ」という
    本を読んだ。書いたのは赤羽根龍夫師範(神奈川歯科大教授だが
    武道塾を主宰、「厳周伝」を学ぶため鎌倉と名古屋を何度も往復
    して習得された)。その赤羽根師範の「柳生新陰流(厳周伝)
    春風館関東支部」の演武。

     こちらの方は打太刀が剣道の籠手のような防具をつけ、激しく
    打ち合う。基本技の八勢法から始まり、燕飛、三学円の太刀等々
    「厳周伝」の多くの勢法(形)を初めて拝見し、感激した。

     二つ目は、無双直伝英進流の少年剣士の演武。彼には複雑と
    思われる英進流の技五本を、しっかりした太刀捌きで見事に演武
    した。後で年齢を尋ねると10歳だという。
     いま私のところに8歳の少年が熱心に稽古に見えている。アト
    2年で流儀こそ違えこれ位に指導出来るかどうか心配である。
    だが、素質もあろうが一生懸命に稽古すれば、ヒケはとるまい。
    楽しみでもある。

     三つ目は、戸山流の抜刀術で巻藁斬りを披露された逆に80歳
    を超えた老剣士の素晴しさ。。一畳巻きだったが、一本立を左右
    の袈裟斬り、四本の移動斬り。残念ながら他の方でも抜き付けは
    逆袈裟が一度だけ、水平斬りも右からの両手斬りが一度だけで、
    もちろん抜き付けでの横一文字斬りは見られなかったこと。
     ただ、この80余歳のお爺さん(失礼)剣士の立ち居振舞いの
    見事だったことは、勉強ばかりか敬服させられた。

     というのは、年齢のことはともかく道場でのランクは上位では
    あろうがトップクラスではないようにお見受けしたが、背骨も腰
    も曲がっておられるのに、巻藁を2本抱え小走りで斬り台に据え、
    斬り終わるとすぐに自分のものは勿論、他人の分までサッサと片
    付ける。一度など道場主が「斬り屑があると滑るといけないから
    スグ掃け」と指示すると、真っ先に箒を抱え小走りで走りより
    掃き始める。不自由ではあろう背骨や腰の曲がりを苦にもせず、
    動き回る機敏さに驚嘆し、敬服しきりだった。

     厳しい時代や稽古を過し、躾も見に付かれているとはいえ、
    お見事という他はない。武道は良いものですネ。


    | - | 12:44 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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