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真伝無外流居合兵道―塩川寶祥の武芸極意書
真伝無外流居合兵道―塩川寶祥の武芸極意書 (JUGEMレビュー »)
塩川 寶祥照成,岡崎 寶祥寛人,無外流居合道連盟
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ご存じでしたか?
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      居合を長年やっておられた方でも、エッそうだったの?というかも
    しれない話を少し。
     神子上典膳といえば、剣聖伊藤一刀斎景久の後を継ぎ、のちに
    柳生但馬守宗矩に続き二代将軍秀忠の剣術師範となり、”忠”の
    一字を賜り小野次郎右衛門忠明と改名、小野派一刀流を開いた。
     その小野派一刀流に「詰座抜刀」という居合の技がある。
    その”抜刀秘事三十条”の中に居合の極意?を三十条にまとめた
    ものがあります。

    たとえば第三条には、
      抜刀の本旨は前後左右上下いずれから敵に切りかけられても
     即応することであるから、常に稽古では必ず打方を設対者(敵)に
     仕立てて置き、打方の起こす殺気、刀の起こり頭、早技の機微に
     投じ、危急即応の心技を養うべきである。
      設対者を置かない独り稽古は如何に綺麗に捌き、派手に納めて
     も、または据物を上手に切っても、剣舞や刀操作法に終り、決して
     居合の神髄に徹し得ないものである

     居合は敵を想定して(仮想敵)を相手に形稽古を行うのが普通で
    あるが、実戦想定とはいえ形を演じているだけ形稽古に陥り易いと
    いう盲点をつき、相手を置いての実戦に近い形での組太刀?を薦め
    ている。これまでの稽古の仕方が変わりますネェ。

     七条目からは、我々が日頃稽古している様々な抜き方、切り方の
    要諦、座技での足、膝の使い方、二十条からは日常生活で起こり
    易い実戦対応の仕方、駕籠での移動中襲われたとき、すれ違い様
    切りかけられた場合、寝込みを襲われたとき、暗闇での襲撃などは
    無外流の奥伝の形に似た対処の仕方などを説いている。

     ところで、五条、六条には帯刀の心得に触れているので紹介する。
    現代の居合では二刀を差して稽古することがないので、ご存じない
    方が多いと思うが、これは武士の二刀の差し方である。
     五条では、帯刀の際に脇差は帯(を)三重(に巻き締める)の二重
    (目)の下に差し、太刀は一重(目の)下に差す。 
    六条では、帯刀したら脇差の下緒は腹の前帯に絡め、太刀のは
    脇差の鞘に絡め、扇子の要ぎわへ通して置く法もある。

     下緒の絡ませ方は流儀によって異なるかも知れないので、ここは
    触れないでおきます。
     一刀流から少し離れるが、なぜ下緒を前帯に絡ませるのかご存じ
    だろうか?
    イザというとき邪魔な着物の袖を襷にかけまとめるため、敵や盗人
    等を縛るため等々に利用する。正解です。
     更に、近づいた敵に鞘ごと引き抜き奪われないためともいいます。

    武士ともあろう者が不意をつかれたとはいえ、魂というべき刀をそう
    易々と奪われるほど相手の接近を許すなんてドジな武士はいない
    と思うのですがネエ。 
     一刀流の極意をはじめ、知っておいて損はないかも・・・・・
    | - | 13:52 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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