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真伝無外流居合兵道―塩川寶祥の武芸極意書
真伝無外流居合兵道―塩川寶祥の武芸極意書 (JUGEMレビュー »)
塩川 寶祥照成,岡崎 寶祥寛人,無外流居合道連盟
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武道と宗教:合気道〜番外編〜
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     「射法訓」と「五輪書」を通じ”武道に関わる宗教”について
    触れてきたが、合気道開祖植芝盛平翁の○□△論があることを
    書いたので、折角だから少し調べたことから盛平翁の”宗教”と
    合気道の繋がりを書いてみたい。

     大正4年32歳のとき北海道紋別郡遠軽町で大東流の武田惣角師
    と出会い、その技の凄さに触れ即入門。翌年秘伝奥儀を受けたが
    36歳のとき大本教の出口王仁三郎師と邂逅、武道を天職とする
    よう諭され、心酔した彼は師と共に満州・モンゴルへの布教に等
    随伴する。一方、武道では大東流と間遠くなり、40台で柳生新陰
    流、50台には鹿島新道当流を学んだ他、柔道の嘉納治五郎、三船
    久蔵などと他流武道家とも交際を広めてゆく。
     そして、53歳のとき「合気武道」、65歳のときには文部省の
    認可を得て「合気道」を名乗る,大雑把な武暦はこうである。

     その精神的支柱となったのが、仏教ならぬ大本教から深まった
    「神道、神仙思想」だったという。
    五輪(五大)思想では五元素が宇宙を構成するとあったが、
     こちらは一元の大神(元津御親神(もとつみおやのかみ)大天
     神太神(もとつめおやおおかみ:主神)連武産大神(たけはや
     むすのおおかみ))が宇宙の万有を生成し、「水と火」の二元
     が摩擦作用の緩急(「むすび」という)を行うとする三元を
     ○□△で表したものとされている。

     更にその説明が色々あるのだが、合気道を修行したこともない
    私はよく理解できぬので、清水豊著「植芝盛平の武産合気(神話
    世界と合気道)を主に、独自?に解釈し判り易く表現すると、
     ○は:天ー和魂(わぎたま) ー松 を表し 
     △は:地ー荒魂(あらみたま)ー竹 と
    この2つが揃うとあらゆる物質を生み出す働きを行う結果、
     □という:火ー幸魂(さきみたま)ー梅 が生まれ、
    更にこの3つを”人の霊的な「むすび」の働きがもう一つの 
     △という:奇魂(くしみたま)が生れるという。

    これに、”気”の三元を表す 剛ー大地・岩石 = 骨
                  柔ー植物    =筋肉 
                  流ー水     = 血 があり
    これらに、”身の感覚”が夫々に浸透すると、「骨・筋肉・血」
    の働きを通して”気体”が開かれ、”禊(みそぎ)”(この世や
    人間など諸々の穢れの浄化を行う)をする。
     
     これらを「合気道の三元の禊」といい、この世の現象世界は、
    「気の剛・柔・流の三元(合せ四元)」と先の「和魂・荒魂
    ・幸魂・奇魂の4元」から生まれた八力(対照力)で作られる。
     ”八(8)力(対照力)”とは、東ー西、南ー北、陰ー陽、
     明ー暗、生ー死のように、対照(対比)的にあらゆるところに
    働く引力となるものという。
     私には正直よく判らないが、そう思うしかない。

     そして更に宗教的には重要な表現、「魂」と「魄」があり、
      「魂」は”伊耶那岐イザナギ:男神)を、
      「魄」は伊耶那美イザナミ:女神)を表すもので、これに
      「文」と「武」とを結ぶ概念があり、これらの作用を
    ”武産(たけむすび)合気”という独特の表現をしている。
    さらに加え、「実相武」(肉体的に身を開くことを練ること)と
          「霊武」(精神的に身を開くことを練ること)が
    ”気形(前出)の稽古”により成り立つと説かれる。
     
     私など素人に判らないのは当然で、盛平翁に直接指導を受けた
    高弟達や後代の師範の方々でも、受け取り方や解釈が色々異なる
    というから難しいことは確かであろう。
     後代の師範の一人故山口清吾先生は、○□△を合気道の術技に
    なぞられ、△(基本)□(変化)○(全体)を意味し、合気道の
    活動を解釈して、○の中に全て図式化されておられるが・・・。

     盛平翁はこうした考え方を集約して「合気道とは、相手を倒す
    ことが目的なのではなく、争う相手であっても争う心を無くさせる
    ようにすること」が大切とし、その為には、「”形の稽古”をする
    だけでなく、”形が導く「気」を練る”ことが目的」であるとし、
     「真の武道とは、世界の平和を守り、森羅万象を正しく生産し、
    守り育てること」で、その精神は、「武道の根源は、神の愛である」
    と説かれる。

     合気道のPRぽく?なってしまったが、神の瑞兆を受け感得した
    というが、植芝盛平翁の武道精神は、畢竟”出雲の神話”から生れた
    世界観といって良いのだろうか?
     誤解釈、誤解があればお許しを、またご教授賜りたい。
    | - | 15:34 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
    コメント
    おおいに勉強になりました。合気道は、岩崎先生が言われるように、心と身体です。魂とはくです。心身統一と言った先生もおられます。あますことなく神と宇宙がいたるところにおでになります。で、まだまだ稽古あるのみです。
    | 合気道大好き | 2010/09/08 3:21 PM |
    合気道の私としては。合気道が踊りでなく、崇高な、大きな意義のある武道である。らしい。というのがたいへん嬉しいです。
    | 少し長めの合気 | 2010/09/08 3:08 PM |
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